2009年12月02日

刑事コロンボ 24話「白鳥の歌」

刑事コロンボ「白鳥の歌」
Swan Song / 1973[第3シーズン 24話]

犯人役にカントリー歌手として有名な「ジョニー・キャッシュ」を起用。自分は吹き替え版を見たので、演技の良し悪しはわかりません。犯人であるカントリー歌手トミー・ブラウンよりも、被害者である妻のエドナ(アイダ・ルピノ)の方が悪人であるため、少し悲しさが漂う作品。

刑事コロンボの一つのパターン、犯人に対する同情も表現[41話「死者のメッセージ」など]されています。さらにはラストシーンで、「自分が犯人でございます」と犯人自身に言わせるパターン[9話「パイルD-3の壁」25話「権力の墓穴」など多数]も登場し、楽しめる作品だと思います。

音楽家魂を感じます…「ギターは壊したくない」が「命がけの殺人トリックを敢行」


ポイントは2つだと感じました。1つめは歌手トミー・ブラウンが「自分のギターは助かるようにセスナに載せなかった」こと。ギターを演奏する人なら、この気持ちが分かると思うんです。楽器というのは世界に同じものが二つと無いんですよね。

もう1つは、自家用セスナを墜落させるという大技です。自分の命の保証も無いというかなりリスキーな殺害方法です。しかも、同乗していたコーラスガールのメアリーアンも一緒に殺してしまいます。口封じの意味もあるでしょうが、こりゃ罪が重いです。

テーマ曲は「I saw the light」


トミーは「I saw the light〜 I saw the light〜」と歌います。このブログの訪問者さんの書き込みがヒントで気づきました。トミーはラストシーンで、コロンボ警部の車のヘッドライトに照らされます。まさに「I saw the light〜私は光を見た」なのでしょうね!流石です。(加筆:2013年9月24日)

悪妻役はアイダ・ルピノ


被害者のエドナ夫人は8話「死の方程式」でバックナー社長夫人を演じる「アイダ・ルピノ」。犯人のトミー・ブラウンは、飛行機の整備士のジェフに優しく接します、それを邪魔しようとするエドナ夫人。この夫妻の関係をかいま見る瞬間でした。


妻からまるで強制労働のようにライブステージを押し付けられ、しかもギャラのすべてを十字軍に寄付。逆らえば過去を暴くと脅迫されるという始末。それでもトミーは妻を殺害した後、懲りずに新しいコーラスガールのティナに手を出そうとしてます。ティナはあまり乗り気でない雰囲気ですが、そこを強引に迫る様には、悪人というより動物的なパワーを感じました。

ヴィトー・スコッティ


本題とはあまり関係ない葬式のシーンでは葬儀屋グリンデル役で刑事コロンボシリーズに何度も出演した脇役の名優「ヴィトー・スコッティ」が出演しています。(初期TVバージョンではカット)

ソレル・ブーク


またこれは嬉しい発見だったのですが、後半に登場するレコード会社プロデューサー(または編曲者?大きな丸形のサングラスの人)は40話「殺しの序曲」で拳銃で撃たれて死ぬバーティ役の「ソレル・ブーク」でした。

ミシンのおばちゃん


コロンボファンの方より教えていただいた情報ですが、「ミシンのおばちゃん」の役で良い味を出している女優さん「ルシール・メレディス(Lucille Meredith)」は、第20話「野望の果て」でヘイワード夫人の親友「ルーシー」と同一人物です。


監督:ニコラス・コラサント
脚本:デビッド・レイフェル

トミー・ブラウン:ジョニー・キャッシュ
妻エドナ:アイダ・ルピノ
メアリ・アン:ボニー・ヴァン・ダイク
レコード会社プロデューサー:ソレル・ブーク

加筆:2015年3月7日
 
posted by ぼろんこ at 21:04 | Comment(39) | 中期作品(10話〜31話)
この記事へのコメント
素敵なサイトですね。
私も小学高学年〜中学生にかけて見ていた口です。最近、DVDーBOXを手に入れて久しぶりに再会することができました。
「白鳥の歌」は昔から大好きな作品でした。DVDを購入して、真っ先に(それも2度も)見ました。ひとつはジョニー・キャッシュのファン、っていうこともありますが、ストーリーも好きです。
彼は、やはりNHKで放映していた「大草原の小さな家」でもゲスト出演し、にせ神父役でいい味出してました。
Posted by マクロード at 2012年02月11日 19:03
さすが名作のコロンボだけあって、ここまで研究なさってる方がいるもんだといつも感心して拝見しております。

ただ今回話に限らずいつも思うのですが、「致死量に相当する量の睡眠薬・・・」などとよく出てきます。

睡眠薬って、、いくら大量に飲んでも死なないもんなんですよ(笑)
ただ眠るだけです。必要以上の成分はただ排泄されるだけです。

40年くらい前の睡眠薬はあまり発達してなくて劇薬に相当する成分でも入っていたのかな?・・・とも思いました。

でも40年くらい前にカーペンターズ(兄)が睡眠薬依存症になった時のクスリの成分はいま私が飲んでる睡眠薬と同じ成分なんですよね〜。医者が言ってました。

おっとと・・サイト賛辞のつもりが脱線・・・失礼しました。
Posted by 刑事ドロンコ at 2013年02月04日 06:06
マクロードさま、お返事が大変遅くなりました!およそ1年前にコメントをくださっていましたね。「大草原の小さな家」は私も大好きで、よく見ておりました。私はオルソンのご主人が好きでした。

刑事ドロンコさま、なかなかグーなお名前ですね(笑)睡眠薬あるいはそれに似た薬品は、良く登場しますよね。「バルビタール」は何度も耳にした記憶があります。「致死量に相当する量の睡眠薬…」についてのご意見ですね〜、私はちょっとノーマークでして、今後、研究課題にいたします!
Posted by ぼろんこ at 2013年02月05日 18:15
【フェノバルビタール】
良く出てきますね。私の眠剤にも含まれています。
致死量分飲むには約1ヶ月分イッキに内服する必要があります。
とてもドリンク類に混入させて死に至らせるには無理があります。
あと、内服してから眠くなるには少なくとも5分はかかります。静注でもしないかぎり・・・

また脱線・・・失礼しましたm(_ _)m
Posted by 刑事ドロンコ at 2013年02月17日 01:35
なるほど〜勉強になります。39話「黄金のバックル」の後半でも「ジギタリスやキニジン」などの薬品名が出てきますね。最近AXNミステリーで再放送があったので、注意深く見ていました。
Posted by ぼろんこ at 2013年02月20日 18:01
はじめまして。いつも楽しく拝読しています。

この作品、自分の行動で自分の犯罪を証明してしまうラストなどある意味、コロンボシリーズの王道をいく名作だと思うのですが、どうしても解せないのが、操縦桿を離した飛行機の予測困難な墜落ポイントにどうやってあれほど近くパラシュートで落下できたのかという点です。

パラシュート自体、手作りの簡易なものでそれほど着地点をコントロールできるような仕組みがあるとは思えませんし、犯人も元パラシュート隊員ではなくあくまでパラシュートの管理係ですからそれほど高度な操縦技術があるとも思えません。

仮に離れた場所に落下して移動したと仮定してみても(それらしき描写はなかったと思いますが)脚を骨折しているわけですから相当な時間を要すると思うのですが。。。
Posted by PPM at 2013年07月11日 11:06
PPMさん書き込みありがとうございます。「パラシュート落下地点」の疑問、たしかに…そう思います。この作品に限らず「よく考えたら、かなりリスキー、不自然」な展開がありますね〜。

でもま〜…何十年たっても、このようにファンが居て、再放送を見たり語り合ったりしているわけで、制作当時には、そこまで検証しなかったのでは?と、思ったりします。

この作品も、大好きで何回見ても飽きません〜。
Posted by ぼろんこ at 2013年07月22日 13:45
「白鳥の歌」での曲はわからないのですが、数十年たった今でも耳に残ってます。
Posted by ナイじぇじぇじぇリア人 at 2013年09月22日 05:34
ナイじぇじぇじぇリア人さん、かきこみありがとうございます。曲名は「I saw the light」です。そう言えばこの「I saw the light」エンディングシーンともつながりが…。
Posted by ぼろんこ at 2013年09月24日 16:41
いつも本編を見た後で、こちらで楽しませていただいてます。私はギター屋なので、この回は特に楽しいですね。ガーデンパーティーに出てくるジョニーのバックバンドが持っている楽器なども興味深いです。
前からちょっと気になってたのは、ラストに至るまで「いずれ自首する」ようには見えないことです(笑)ちょっとジョニーに対して気を使った脚本のような。
Posted by yas at 2013年09月25日 02:11
yasさん書き込みありがとうございます。「いずれ自首する」ようには見えない…のは、確かにそんな雰囲気ですね。エドナ亡き後は、青春を謳歌しているようです。それでも徐々にコロンボに追いつめられてる感はあり、この先ずっと、逃げおおせるかというと、それほどの悪人でもない…。そんな印象です。
Posted by ぼろんこ at 2013年10月05日 09:30
小学生の頃にNHKで放送していた『刑事コロンボ』にハマり、以来ずっとコロンボが放送されると必ず観ていたコロンボファンです。多分、ぼろんこさんと同世代です。
同じ作品を何度観ても、その都度新しい発見があるのがコロンボの魅力なんですが、そんな中、ずっと気になっていたシーンが、この『白鳥の歌』の「ミシンのおばちゃん」が布の在庫を探すために棚の扉を鍵で開ける部分。なぜかここだけ早回しのように動きが早くなるんですよね。最初はNHKの90分枠に押し込むための早回しだと思っていたのですが、最近BSプレミアムで放送中のノーカット版でも早回し。何か意味があるのでしょうか。ちなみに、DVDでも同じでした。
あまりに長い年月気になっていたので、思わず書き込みさせていただきました。
あと、やはりみなさんがおっしゃる通り、トミーはどう考えても自主するようには見えません。そして、あの暗い中でのパラシュート降下の位置など…。作品として私にとっては面白いと思うのですが(犯人への同情ランキング3位くらいです)、気になる部分が一番多い作品でした。

丁寧で興味深い内容のサイトですので、じっくりと読ませていただいています。面白い記事をありがとうございます。
Posted by かえた at 2013年12月16日 02:44
かえたさま、コメントありがとうございます。「ミシンのおばちゃん」が早回し!ですか。気づきませんでした…。それは、たいへん面白い情報ですね!次回観る時に、かならずチェックします(笑)

「トミーはどう考えても自主するようには見えない」のは、確かにそうです。逃げ切れればそれが一番良いが、もしも犯行がバレて逮捕されたとしても、それは潔く受け入れよう…という心境にも感じます。コロンボに見抜かれた時、「あぁ、結局これで良かったかも…」という顔に見えました。

新シリーズでは、逮捕のシーンで犯人が暴れるような作品もあります。それは美しく見えませんものね〜。
Posted by ぼろんこ at 2013年12月18日 11:20
いや〜〜この作品も、好きですなぁ〜(笑)

なんでしょうか、最近は犯人に同情する事が多くなってきました。
それもコロンボ作品の1つの醍醐味かもしれません♪
今回は、エドナ夫人がかなりの悪党でしたよね(苦笑)

確かに美人(じゃなくても)メアリーアンを殺害したのはマズかったですね・・
もちろんエドナに関してもですが。

過去に未成年に手を出したり、殺人犯となってしまったトミーですが、ラストシーンでコロンボが言ったセリフ
「あなた、そんなに怖い人じゃありません。どちらにせよ、自主するつもりだったんでしょ?」
「これほどの唄を歌う人間に、悪い人はいない」

これはお酒を飲んだのもあるでしょうが、ウルッとしちゃいました(涙)


それはそうと、トミーとエドナは夫婦でメアリーアンは娘じゃないんですね?
エドナとアンがあまりに一緒にいるので、親子かと思ってました^^;

トミーの人柄、相槌も多く、けっこう優しいし、コロンボの操作や言動に関しても、他の犯人とは別で全く怒りませんでした。
やはり、歌手は心が綺麗な人が多いのかもしれませんね^^
(罪は別として・・今回は同情の余地もあります)

イイ味だしていたミシンおばさん、そしてヴィトーは「別れのワイン」の給仕長役、ソレルはバーティー、やはりそうでしたか(笑)
ソレル、前の役柄と違いやや強気でしたね!

P.S
しかしティナよりも、メアリーアンの方が断然イイ!!(笑)

素朴な疑問ですが、魔法瓶は結局どこに!?
Posted by とっしーー at 2014年09月18日 22:26
補足

ラストシーンで、季節は秋なのか不明ですが、
虫の声が聞こえてきます^^

今の季節にピッタリな作品ですし、なんか和風な感じもイイ感じです♪

ぜひ1票お願いしますm(__)m
Posted by とっしーー at 2014年09月18日 22:32
とっしーーさん、疑問は尽きませんね〜それがコロンボの楽しさでもありますね。ラストシーン…かなり好きですね〜。虫の声もね〜なるほど。「誰にも後をつけられていなかった」「先に待っていたので」という感じの会話も好きです。全て見抜かれている…この人には、とてもかなわない。で、あのように素直な台詞に導かれたような気もします。
Posted by ぼろんこ at 2014年10月24日 10:42
1票追加しました。24票で13位に浮上です。
Posted by ぼろんこ at 2014年10月24日 11:39
ジョニーキャッシュすごい人ですね。ガースブルックス以前のアメリカナンバーワンのカントリー歌手でしょう。
そういえば今売れてるテイラー・スウィフトもカントリー歌手でしたね。
とか書いては見ましたが、カントリー歌手は全然知りません(笑)。オリビア・ニュートン-ジョンは最初はカントリー歌ってヒットしたけど、「カントリー?よくわかんなぁい」的発言をしてカントリー界から総スカンを喰らい、ポップスへと移行したと記憶しております。
あ、上の書き込みにあった「早回し」は確認したけど単におばさんの動きが速いだけですね。つうかほんの二、三秒のシーンで時間短縮もないでしょう(笑)
あ、ギターはエレキしかわかりませんがあの黒いアコギはいい音してましたね。
Posted by ジミー頁 at 2015年07月17日 13:59
なぜかものすごく真剣な顔でチリを食べるコロンボが、おかしいやら、かわいいやらで、とても印象に残っています。
いつも「朝メシ食いっぱぐれちまって…」とか言っては食べ物をせびるシーンが大好きです。
他にも、いつもは奥さんの尻にひかれているのを隠そうともしないのに、自分の車の優位性だけは主張したがるシーンなどがお気に入りです。
「カミさんのは、どってことない車だから」自分の車への愛情が感じられますね。このセリフが出てくると思わずニンマリしてしまいます。

Posted by poipop at 2015年08月31日 20:07
ジミー頁さんは、レッドツェッペリンがお好きなのでは?(笑)
Posted by ぼろんこ at 2015年09月30日 12:57
poipopさん、「朝メシ食いっぱぐれちまって…」「カミさんのは、どってことない車だから」どちらも、流石のご意見です。コロンボの人間臭さ…それが大きな魅力なのですね。
Posted by ぼろんこ at 2015年09月30日 12:59
ジョニー・キャッシュ。
その歌声に惚れまして、彼の「アイ・ウォーク・ザ・ライン」をカラオケのレパートリーに加えました。

2度目の出演、アイダ・ルピノが印象的。
今回は、殺されても仕方がないほどのクソババアっぷりです。
サザエさんでは長年に渡り舟さんを演じた麻生美代子さんが悪妻を吹き替えるイメージがないので新鮮に感じました。

冒頭の歌唱シーンで、コーラスガール集に入っている図々しいこのババアなんなんだ?
と思いましたが、
わざわざここに紛れさせたのも、あえてでしょうね。
Posted by タップおばさん at 2015年10月03日 22:36
なぜか一番心に残ったのが、コロンボの最後の言葉の、あなたは自首したんじゃないですかの旨のセリフです。気に入ってるシーンです
Posted by ステップ at 2015年10月06日 20:35
これですよ、終わり方が不自然なのは。
いつかは自供しようと思っていただなんて、流れからはあり得へん。
ジョニー・キャッシュが悪人で終わるのは好ましくないという、
そういう事情ではないだろうか?。
Posted by トレモニ at 2015年10月31日 20:04
まとめてお返事します。

ジョニー・キャッシュ>歌声が良いです!
アイダ・ルピノ>殺されても仕方がないほどのクソババア(笑)
最後の「自首」発言の賛否両論。美しいシーンでファンも多いのだが…とてもそのような善人とは思えない、のもわかります。
Posted by ぼろんこ at 2015年11月07日 09:17
マネージャーの圧政に苦しみ反旗を翻す大物歌手、という感じでしょうか。
しかし不思議ですね、稼ぎ手はトミーなわけですから普通は力関係逆になるんじゃないかと思うんですが。
女の一人や二人囲うぐらい大物芸能人の嗜みみたいなもんですから、世間がそれを知ろうがどうってことないし、とやかく言うなら教団の仕事しねえぞ、とすごんでもよさそうなものです。

出演のジョニーキャッシュの経歴をWIKIで見ると、この作品に出たころは、一線でキャリア20年超の大物(今でいう「レジェンド」ってやつでしょうか)でしたし、最後のコロンボのコメントも含めて、相当周りの配慮があった設定なんじゃないかと思います。

なんで、墜落機と同じところに墜落できるかって?なんで昔軍隊でちょっとかじった程度なのに無茶な自作パラシュートで骨折ぐらいで助かってるのかって?
そりゃ、なに「スター」だからですよ。
Posted by 子煩悩 at 2015年11月10日 13:01
「これほどの歌を〜」というラストのコロンボのセリフ。


古畑任三郎におけるSMAP回、イチロー回と同じですね。

SMAP:本人に全く非がないことでメンバーを脅迫し、今なお苦しめている憎むべき脅迫者を殺害。
古畑に全てを見抜かれると恐れが出ると、リーダーは全ての罪を自分が被るための細工を行った。

イチロー:兄を強請る脅迫者を毒殺。それも下手をすれば自分が毒を飲むかも知れないという、あくまでも「フェア」な状況で殺人を遂行した。

これは古畑においても異例の描写です。
やったことが殺人とはいえ、美談のオンパレードなのはSMAP、イチローへのリスペクトの表れ。

「白鳥の歌」も要は、ジョニー・キャッシュへのリスペクト回ということでしょう。

同じ匂いを、フェイ・ダナウェイ出演の回「恋におちたコロンボ」でも感じますね。
Posted by タップおばさん at 2015年11月12日 22:02
最後はいただけないとしても、流れとしては良かったと思います。
・完全犯罪の筋書きには隙がなく、専門家すら騙されている
・コロンボの捜査は的を射ており唐突感が無い
・犯人を追いつめていった事が、犯人の愚かな行為を生んでいる
・犯人との間で、人生観につての深い交流があった
・最後は、余人にできない信頼関係を結んだ

コロンボは短時間で完結させなければならないので、上記内容を満たすため
には時間配分が大事になってくると思う。
ただ、いつも同じような内容では飽きられるので、新シリーズのような
斬新な筋書きや演出もアリだとは思う。ただ、だからと言ってあまりにコロンボ
の本質を損ねるような筋書きや演出があっては困る。

コロンボは、犯罪の動機、チャンス、方法について捜査で詳らかにしていく。
この三要素は、必ず明確になっていなければならないが、これに加えて
決定的な動かぬ証拠が決め手としては必要だ。
まあ、時間の関係上、どれかが疎かになる場合も多い。
そういう場合は、犯人を精神的に追い詰めた結果、犯人が気持ち負けして
泥を吐くという結果にもっていくようだ。そういう時は裁判に不安がある。
Posted by トレモニ at 2015年11月13日 06:19
このエピソード、最初観たときはトリックが腑に落ちませんでした。パラシュートとセスナの落下地点はどう考えてももっと離れるものではないか、と。
しかし、宝島社の解説本を読んで考えが変わりました。このトリックは自分の命の保証もない決死の犯行にすることで、ふたり同時の殺人という本来ならつきまとう残忍なイメージを払拭するという狙いがある、と考察されていました。
トリックのディテールに問題があっても、それは単なる手落ちではなくちゃんとした狙いがあって使っているのだと考えを改めました。その点は「別れのワイン」も同様でしょう。
Posted by すぴっつ at 2015年11月16日 11:22
子煩悩さん>そりゃ、なに「スター」だからですよ。…に思わず笑ってしまいました。楽しいコメントありがとうございます。
 
タップおばさん>ジョニー・キャッシュへのリスペクト作品。なるほど。やはりジョニーは存在感あります。
 
トレモニさん>この作品もまた、コロンボらしいと言う点で、僕は大好きです。
 
すぴっつさん>「パラシュートとセスナの落下地点」ですよね!実際には、相当離れちゃう気が…。


Posted by ぼろんこ at 2015年11月16日 20:51
よく考えると、これも完璧に言い逃れ可能。

パラシュートを持っていたのは、元軍人としての常日頃のたしなみ。
飛行機故障によって、不本意ではあるが自分だけ脱出した。
それを隠していたのは、スターである自分の評判を考えてのこと。
遺体から睡眠薬が検出されたのは関わりない。
暖房が故障したので、恐らく、2人は自らの判断で睡眠薬を飲んで
寒さを忘れたかったのだろう。
わざわざ山中へパラシュートを処分しに行ったのは、やはり最後まで
評判を考えて隠し通したかったから。

これで、あくまで事故だったと言い通せます。
Posted by トレモニ at 2015年12月13日 20:13
ヴィトー・スコッティが、もう一つでした。
長めの意味のまとまったセリフを言わせると、破壊力が減少します。
わたし的に破壊力があったと思えるのは「別れのワイン」レストランマネージャ
「野望の果て」紳士服店マネージャの2本です。
表情、身振り、手振り、腰の回し方、セリフ、斜に構えたこういう感じが
コロンボとの会話でよりいっそう引き立ちます。
Posted by トレモニ at 2016年01月13日 22:55
航空局パングボーン役のジョン・デナーは、「さらば提督」の提督(第一被害者)オーティス・スワンソン役の俳優さんだと思います。
Posted by フリットミスト at 2016年02月08日 21:34
二度目のコメント、失礼します。
この作品も『仮面の男』と同様に、二回見てそのすばらしさに気が付きました。以前、トリックに問題があると指摘しました。しかし、外れたシートベルト、大事なギターを置いて行ったこと、睡眠薬入りのコーヒーなど、コロンボの鋭い着眼点が相変わらず冴えています。また、パラシュートの犯行を解明するに至る流れがとてもスムーズで、そこもまた緊密にできています。
人情味溢れるコロンボとトミーのラストのやりとりも味わいある余韻を残し、ファンが多いのも頷ける出来です。刑事コロンボはおそらく、トリックのディテールにこだわって観るべきではないのでしょう。本作はまさに、一個のドラマとして非常に上質であることを評価すべきなのだと思います。
Posted by すぴっつ at 2016年06月01日 21:16
昨日BSで観ました
なんか犯人が気の毒にも思えましたなあ
ところで、睡眠薬は飲ませなくても良かったんでは・・・?
黙らせなくても機体から脱出すればふたりは死んでしまうし
死体から睡眠薬の成分が出たら疑われるし
Posted by ナンナン at 2017年01月04日 00:40
ナンナン様:
睡眠薬を飲ませたのは、
「ダイイングメッセージを残されて犯人がわかってしまうことに対するオソレ」と「知らない間に死なせてあげたいという犯人のやさしさ」とではないでしょうか。
Posted by AKI at 2017年04月29日 00:59
最後、絵的には、
指輪やパイルと、似てはいますが、
コロンボと二人だけって、言うところが
まさに、別れのワインに並ぶ、
名ラスト・シーンと思います♪

「パトカーは夕飯食いに、先に返しちゃった☆」
が、
普通に考えたら、この状況で、
「んな、バカな!?」的な、口実ですが、
(→あなたと一緒に帰るつもりだった。
 →人殺しと二人っきりで危険を〜ちっとも。)
白々しさ?がかえって、すがすがしく思えます。
 
この二人きりで、静かに話し、
虫の声がする場面が、何ともステキです^^
 
ジョニー・キャッシュに、気を使ったので、
綺麗な犯人像になったのでは無いか?
と言う、見方もあるとは思いますが、
それで作品が、悪くなってる
〜綺麗事や、底が浅くなってる〜
わけではないと思うし、
配慮で美しくなるなら、私はむしろ歓迎です。
 
今は「Johnny Cash I Saw The Light」で、
白鳥の歌バージョンの I Saw The Lightが、
すぐ見れますね♪
(検索候補で、
 johnny cash i saw the light columbo
 すら、出てきますし。)
 
普通に良い曲ですし、一度見ると当分、
私は、脳内再生が、止まらなくなります♪
いやー、刑事コロンボって、本当に良いなあ♪
 
あ、そ〜ざ、ら〜〜〜い♪ 
 (ノ´▽`)ノ(ノ´▽`)ノ(ノ´▽`)ノ
 
あ、そ〜ざ、ら〜〜〜い♪
 └(´▽`└)└(´▽`└)└(´▽`└)
Posted by P at 2017年06月05日 22:05
細かいですが、吹替えだと礼拝堂をらいはいどうと言っているのが気になりますね。
仏教関連なららいはいで良いですが、
キリスト教関連なられいはいどうが正しいです。
作品自体は面白いです。
Posted by saw at 2017年07月09日 03:10
「脳内再生が、止まらなくなります♪」に共感します(笑)
「らいはい」…そうなんですね。
Posted by ぼろんこ at 2017年10月12日 18:04
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I think that you can understand. I appreciate your self-control.

筆者ぼろんこが1970年代にNHKの総合テレビで刑事コロンボに出会った頃は小学生でした。それから30数年後の2009年にNHK BSで再会した時、その素晴らしさにあらためて感銘し、自分なりの解釈をブログに書きためるようになったのでした。