2009年11月06日

刑事コロンボ 26話「自縛の紐」

刑事コロンボ「自縛の紐」
An Exercise in Fatality / 1974[第4シーズン 26話]

健康クラブの経営者マイロ・ジャナス(ロバート・コンラッド Robert Conrad)が加盟店のオーナーであるジーン・スタッフォード(フィリップ・ブランズ)氏を殺害。

悪人マイロに、コロンボ警部が激怒!


マイロは不正な経営で私腹を肥やしていて大金を持ってスイスに高飛びする予定だったが、それをスタッフォードに見抜かれ、破滅が決定的になり殺してしまいます。かなりの悪人が迎えた結末ということですが、「激怒するコロンボ警部」を見ることもできます。


激怒する直前の成り行きを何度も繰り返し見ましたが、必然性は感じませんでした。スタッフォード夫人(コリン・ウィルコックス)に対する同情が引金となっていますが、その割には背景を描ききれていない気がします。コロンボ警部は15話「溶ける糸」でも激怒しますが、こちらは納得できました。

ほのぼの笑えるシーン


事件のカギを握るルイス・レーシー氏(ダレル・ツワーリング=23話「愛情の計算」にも出演)の元勤務先トライコン工業社の受付嬢とのやりとりは笑えます。70年代のコンピュータはあんなに巨大だったのですね。これは「トータルデータ検索システム」だそうで…凄い。このシーンはTV版ではカットされたようです。

 
 

少し納得しかねるシーンなど…


コロンボは病院で子どもとお母さんの会話を見た時に「自縛の紐」のトリックを暴きますが、「そうか、わかった!」的な描き方であまり好きではありません。もう少しさり気ない演出をしてくれたらな〜って思いました。決め手の他に「着替えを知っているのは犯人である証拠」だと力説する場面は、かなり迫力あるシーンです。よく聞かないと意味が分かりませんが、それでも論理の筋立てや話し口調など、犯人を「落とす」パワーは並々ならぬものを感じました。

邦題「自縛の紐」考察


タイトル「自縛の紐」は、上手い邦題だと思いますが「決め手のまんま」。これも15話「溶ける糸」との共通点です。最初にこの作品を見た当時は小学生だったでしょうか、「自爆」だと思っていました。原題はAn Exercise in Fatalityで直訳は「死の中のエクササイズ」と出ました。他でも詳しく語りますが、コロンボシリーズの邦題には「△△の☆☆」というスタイルがたいへん多く、△△の部分にこのような普通に使われない名詞「自縛」を用いたことは、興味深いですね。

少し寂しげな表情が印象的な秘書ジェシカ


マイロ・ジャナスの秘書で愛人のジェシカ・コンロイ(グレッチェン・コーベット)は20話「野望の果て」に出てくるヘイワード夫人の秘書のリンダ(ティシャ・スターリング)と雰囲気が似ていました。

でもジェシカはマイロ・ジャナスに対し、リンダのように絶対的な信頼を寄せている感じではなく、常に戸惑いのような表情を見せていました。
 

口笛で、THIS OLD MAN♪


また、コロンボ警部が海岸を歩くシーンでは、ピーターフォークの「THIS OLD MAN」の鼻歌が吹き替え無しで披露されています。
「THIS OLD MAN」について
マリブビーチにあるマイロ・ジャナス邸
マイロ・ジャナスはマリブビーチに住んでいて、なんとご近所に「指輪の爪あと」の探偵のブリマー邸もあります。

怒りながらも、犯人を追い込んでゆく?


以前『美しいコロンボ劇にはなっていません。美しく感じないもっと大きな理由は「激怒するコロンボ警部」です。』と書きましたが、そうでもなかったです。もう一度見直すと『怒りながらも、犯人を追い込んでゆく』ように感じました。『スタッフォード夫人の緊急入院』で怒ったことも、不要なシチュエーションとまで言えませんね。また、冒頭からコロンボ警部は不機嫌な雰囲気で登場しているのも面白い(早朝に呼び出されてとのこと)です、このような登場シーンは多いですね。

清掃員のマーフィ


健康クラブの清掃員:マーフィ(ジュード・フェアズ)が素敵です。コロンボの捜査に迷惑そうに応対するが徐々に協力的に転じ、茶色の靴底の推理では「たいしたもんだわ」と感心していました。

 
監督:バーナード・L・コワルスキー
脚本:ピーター・S・フィッシャー
原案:ラリー・コーエン

マイロ・ジャナス:ロバート・コンラッド
ジェシカ・コンロイ:グレッチェン・コルベルト
ジーン・スタッフォード:フィリップ・ブランズ
アル・マーフィ:ジュード・フェアズ
 
加筆:2015年3月9日
*作品のエンディングに関し、賛否の激しい解釈については記載を削除しました。
 
 
posted by ぼろんこ at 18:32 | Comment(44) | 中期作品(10話〜31話)
この記事へのコメント
>スタッフォード氏が死亡時に着替えたことを知っているのはあんただけだ…というのは、そうでしょかね?

私もちょっと弱いと思いました。
偽電話と着替えの事実については、もう少し、丁寧に追い込んでもらえると、エレガントに終われたような気がします。
Posted by znnn84 at 2010年08月30日 13:02
znnn84さん>コメントの掲載が遅くなり、申し訳ありませんでした。

「自縛の紐」はほぼ同時期の作品、20話「野望の果て」や27話「逆転の構図」と雰囲気が似ている気がして好きです。また邦題も15話「溶ける糸」や27話「逆転の構図」とならび美しい響きで、作品のテーマをよく表現していると思います。

ただ「スカっと」しているようで、決定的でないエンディングが、惜しい…ですよね。「着替えの事実」犯人が「自分が犯人です」と言ったに等しい「決め手」とは言いきれないです。
Posted by ぼろんこ at 2010年09月02日 10:35
そうかな〜。…楽しいエピソードや印象的な脇役など見所の多いコロンボシリーズではありますが、本筋が論理的な詰めにあることを考えるとむしろ秀逸なエンディングだと思うけど。
この結末は二段組になっていて後半は電話と着替えの話に落ち着いているけど、その前に靴紐の結び方から自分でトレーニングウェアに着替えたのではない事が明らかになっている点で他の可能性が否定されていると思います。
自分で靴紐をあの様に結ぶのは結構難しいですよ?(実験してみた事があります)
いつも人に結んでもらっていて結びっぱなしでいる習慣だったという証言でも得られないと言い逃れは難しいのでは。
Posted by akuto at 2011年02月25日 02:23
akutoさん、コメントありがとうございます!

なるほど〜、秀逸なエンディングですね。確かに、そうも感じてきました。作品としてもかなり好きです。主人公のマイロ・ジャナスの悪人ぶりも最高級ですよね。邦題どおり「自分で縛った靴紐」が決め手となっていますが、「電話」のトリックも面白かったですよね。
ぜひ、もう一度見直してみない作品です。
Posted by ぼろんこ at 2011年02月25日 16:55
コロンボが珍しく激怒したのは、やはりスタッフォード夫人に対する同情からで充分だと思います。夫人は救急搬送されたのでもちろん素顔です。自分が女だからわかるのですが、スッピンを晒すってすごく恥ずかしいです。コロンボは夫人のやつれた顔を見て心底哀れに思い、犯人対して「コノヤロー!」と怒りまくったのです。
Posted by 森山薫子 at 2013年08月02日 23:55
最後の謎解きの部分を自分なりに整理。

靴紐の結び目の向きが逆なので、自分で靴を履いていない。

被害者が自分の意思で着替えていないので、トレーニングをする意思も無かった筈。

マイロは被害者からの架空の電話の一人芝居で「わざわざ服を着替えてトレーニングだ」
と言う。

コロンボ、トレーニング・ジムからマイロ宅へ電話をかけた記録が無い件、録音テープを
切り取って電話を偽装した件、靴紐の結び目の向きが逆なので犯人が履かせた件を主張し、
マイロに他殺でお前が犯人だとつめよる。

マイロ、他殺だとは認める一方、自分が犯人ではないと主張。

マイロの供述書に「パーティーに誘った時、ジーンはトレーナーに着替えて一汗掻くと答
えた」とある。
被害者が自分の意志で着替えた訳では無いのに着替えた事を、知っているマイロが犯人と
なる。

問題はNHKの吹き替えだと一人芝居の電話で「服を着替えてトレーニング」だと言ってな
い事です。
日本テレビの吹き替えだと言っていますが、事件解決の決め手のなる部分なのになんなん
でしょうw
字幕にも服を着替えるとは言っていないし、トレーニングをするというだけでは弱いので
は?
Posted by rr at 2013年08月07日 02:13
森山薫子さんコメントありがとうございます。「怒るコロンボ」の背景には女性に対する優しさを感じますね。「溶ける糸」では献身的な看護婦が被害者、「5時30分の目撃者」では第二殺人の被害者が女性です。両方とも怒ってましたね。

私も女性には優しくありたいと思います、特にカミさんに対しては(笑)
 
Posted by ぼろんこ at 2013年08月27日 13:07
rrさんコメントありがとうございます。「最後の謎解きの部分を整理」ありがとうぎざいます〜〜〜〜。こうして、流れを整理すると分かり易いです!

そうなんですね〜だんだん私も納得できるようになってきました。皆さんで、コロンボについて語れることが何より楽しいですね!
Posted by ぼろんこ at 2013年08月27日 13:12
見ました〜♪
以前は、26話から見ていたので、ここでやっと半分かな(笑)けっこうかかりましたが(笑)

確かにラストの落としのシーンでは、外部から侵入した形跡はないにせよ、弱いですね^^;
けど、沢山ある状況証拠でクロと断定できる力強さもある様な気もします♪
やはり、アリバイをあえて作ってしまった事(電話)、靴ひも、一番最後にガイシャを見ていたのはマイロですし・・

ある意味、コロンボ流というか状況証拠で追いつめていく様は、華麗ともいえるよーな、いえないような・・笑

面白かったシーンも随所にありましたね(´ー`*)
口笛を吹きながら浜辺を歩くシーン
靴に入った砂をマイロ邸の草木に、入れるシーン
朝が早くて不機嫌に登場し、のんびりするシーン

部下の「ごゆっくりどーぞ」がまた、和みますな〜〜(´ー`*)

そういや、マイロとガイシャ元夫人が会食しますが、マイロは微妙に夫人を狙っていたのでしょうか?なんか、あわよくば・・的な感じも見受けられるセリフが・・(笑)
確かに胸元をザックリ開けてたし、夫人も最初は悪い気はしなかったのかな?

僕が好きだったのは、マイロ邸にコロンボがガイシャが亡くなった事を伝えに来た際、マイロに
「コロンボさん、あんた健康について論じに来た訳じゃないでしょ?」
と突っ込まれるトコです(笑)

ちょいちょいある笑いが、コロンボの人気の1つかな^^
Posted by とっしーー at 2014年05月18日 16:09
とっしーーさん、いつも楽しいコメントありがとうございます。コロンボがマイロのジムで、運動着姿で本気でトレーニングを開始したのに、マイロから邪魔者扱いされるシーンも楽しいですね。
Posted by ぼろんこ at 2014年05月22日 13:03
ぼろんこさん、はじめまして。
初めてコメントさせていただきます。

私は刑事コロンボが大好きなのですがオツムが緩いので、人に語れるほど詳しくはなく、また、一度で理解できずに何度も繰り返し見たりたりして、ひと苦労しながら見ているコロンボファンです。
そんな私にとって、ぼろんこさんのブログは欠かせないものとなっております☆ 心から感謝しております☆

さて、そんな私が珍しく、違うかも?といったことを見つけました。

>(ダレル・ツワーリング=23話「愛情の計算」にも出演)
の部分なのですが、どうしても同一人物にみえず、ちょっと調べました。
23話のラストで芝居を打つモーテルの主人は、バート・ホランドさんです。多分。
でも、クレジットにはダレル・ツワーリングさんの名もあるそうなのです。ただ、クレジットのみのようです。
ダレル・ツワーリングさんは「モーテルマネージャー」
バート・ホランドさんは「モーテルの受付」とのこと。

多分なのですが、収録はしたけど大人の事情でカットになったのでは…と思いまして。
合っているかどうか正確ではないのですが、一度ぼろんこさんにもいつか確認してみてほしいなと思い、コメントいたしました。

それでは、これからも応援しています。
Posted by na-oh-mi at 2014年05月24日 11:25
na-oh-miさん、コメントありがとうございます。オツムが緩いどころか…たいへん貴重なご意見を下さいまして、感謝しきりです〜。

キャストを調べる際に英語サイトを参照にしました。文章を書いた自分でさえ「あれ、似てなかったかも」と疑問をもちつつ…そのままになっていました!

ダレル・ツワーリング「モーテルマネージャー」
バート・ホランド「モーテルの受付」
でしたか!それが正解の可能性、大です!ありがとうございます〜長年のひっかかりが、スッキリ溶けました。少し調べた後に、加筆修正しておきます〜。

ちなみに英語サイトではBert Holland=Whiteheadと記載されていました。
Posted by ぼろんこ at 2014年05月26日 11:50
こんばんわ^^

2度目の投稿です(´ー`*)


この物語も、けっこう好きな作品ですな〜♪♪
「指輪の爪痕」「別れのワイン」「魔術師の幻想」
に続いて、好きな作品です!

パワーはあるのに、どこか決め手にかかるエンディング。
これですが、ようやくスッキリした回答を得ました♪

まず、「スタンフォードが着替えた事」を知っている人物として、有力候補として挙げられるマイロ・ジャナス。
これが「着替えた」or「これから着替える」という過去形・未来形で捉えると、ややこしくなるんですね。

ポイントは、「着替える・着替えた」ではなく、
「着替えるという行為」自体を知っている人物&その他の切り取ったテープ・靴紐などの
状況証拠。
これが、マイロ・ジャナス以外にありえない、存在しない という事なのでしょう^^

こう考えれば、スッキリと見える気がするんですが、どうでしょうか?


しかし、この作品は1974年だそうですが、マイロの家や仕事場にあった「緑の電話」
オシャレで、欲しいな〜と思いました(笑)

本当に素晴らしい物は、個人差はあるにせよ
時代を超えても、色褪せないですよね!!


P.S
コロンボのモノマネ、目下練習中ですが
海や病院での口論、最後の落としのやり取り、などは
真似できそうです(笑)
Posted by とっしーー at 2014年09月10日 23:02
とっしーー さん、自縛の紐は何回見ても楽しめますね。「着替えるという行為」自体を知っている人物が、マイロ以外にはいないと断言できない…と思うのですが。でもまぁこうして、延々と議論が続くことも、楽しいですね。

コロンボのモノマネ、いつか拝見したいです!!
Posted by ぼろんこ at 2014年09月16日 23:02
こんにちわ^^ 

いつもコメントありがとうございますm(__)m

あれ、スタンフォードが「着替える事」を知っていたのは、マイロだけじゃなかったでしたっけ?
作品の中で、他に誰もいなかったと誰かが話していた様な気が・・φ(*'д'* )

警備員も、あの清掃員のオッチャンも、すでに帰宅していた様に思えます。
ツメの場面でも、宣誓供述書(?)にあの日、マイロしか「着替えるという行為」を
知っていたのはいなかったと、コロンボが言ってたと思われます(うろ覚えですが^^;)

確かに、1970年代の作品について
40年経った今でも、意見の交換を出来るのは、最高です^^

作品、もっかい確認してみますね〜〜(´ー`*)


モノマネ、いつの日か、ユーチューブなどで
upしたいです(笑)
ぼろんこさん流で構わないのですが、何かモノマネのコツ、ありますかね??

Posted by とっしーー at 2014年09月17日 14:57
とっしーーさん、こんにちは。深読みし過ぎて、わけがわからなくなってきました(笑)もう一回見てみますね〜。
Posted by ぼろんこ at 2014年09月17日 15:32
お久しぶりです^^

この作品の16分30秒ごろ、偽りのスタンフォードから電話が来たときのマイロの会話が、ポイントかなと思います♪

「着替えてきたら?」ていう発言は、着替えた事を知っている人しか、知らない事実ではないでしょうか(´ー`*)

スタンフォードを殺害前に、マスターキーを持ってジムに入っていますが、これは人目をさける為だけでなく、他の部屋の灯りが暗くなっているのも含め、スタンフォードしかいない事の
証明かもしれません。

あくまで推測の域を過ぎませんが(汗)
Posted by とっしーー at 2014年11月09日 15:57
33分のマイロの話も、着替えたと言っていたと話しています。

2回発言してますね^^
Posted by とっしーー at 2014年11月09日 16:26
とっしーーさんコメントありがとうございます。「16分30秒」「33分」あたり次に見る機会にチェックしますね!
Posted by ぼろんこ at 2014年11月22日 12:14

こんばんわ^^ 

バスケットをしてきました〜(´ー`*)

この作品と、闘牛士の栄光 魔術師の幻想 指輪の爪痕 別れのワイン 
を良く見ます。

今は、お酒を飲みながら、コロンボタイムです(笑)

週末には、ピッタリですね^^
Posted by とっしーー at 2014年11月22日 22:30
とっしーーさん、今日からBS-TBSでコロンボの放送が始まります。とても楽しみです。
Posted by ぼろんこ at 2015年10月03日 00:31
コロンボが犯人に対し激怒した、
というより、心の底から軽蔑した感じ。
どちらにしても珍しいですね。

今ひとつ、わかりにくかった決め手が残念です。
Posted by タップおばさん at 2015年10月03日 22:51
なるほど「心の底から軽蔑」ですか。あきれたような、そんな雰囲気でした。
Posted by ぼろんこ at 2015年10月06日 21:33
お初に失礼します
先ほどBS-TBSの再放送見ましたが、「着替えたのを知っていたのはマイロだけ」というのがアリバイ崩しの決め手になってます。でもマイロが「電話でスタッフォードがそう言ってた」と返せば少なくともその場は逃げ切れたんじゃないかなと。どうでしょう、少しスッキリしなくて(笑)
Posted by 大先生 at 2015年11月05日 17:31
(HNは楽しそうなエンディング曲からです)

初めまして、私もBS-TBSの再放送見ました。
>rrさん
>問題はNHKの吹き替えだと一人芝居の電話で「服を着替えてトレーニング」だと言ってな
い事です。
>日本テレビの吹き替えだと言っていますが、事件解決の決め手のなる部分なのになんなん
でしょうw

 NHK放送時には小学生でして、コロンボの説明が、なんで犯人が彼(彼女)だという完全な説明になってるのかピーンと来ない回がいくつもあったんですが、放送時間に合わせたカットのせいだったりもしてたんですね!!!!
(T_T)あの頃の自分に教えてあげたい

 BS-TBSの放送は、初めの切り絵動画がダッサイのと、CMの回数が多いのと、他の番宣(「女の生き様2時間スペシャル」など)のテロップが「昔の海外ドラマ」の雰囲気をブチ壊しまくってる所が不満です。
Posted by ♪〜えっびばーでぃっ at 2015年11月06日 06:20
大先生さん>初めまして。着替えの件:そうなんですよね。未だに解決しない、私の悩みなんです。
 
♪〜えっびばーでぃっさん>初めまして!NHKと日本テレビの吹き替えの違い?など、様々なトリビアがありますね。それもコロンボの魅力かもしれません。
Posted by ぼろんこ at 2015年11月07日 07:04
私も小中学生時代にコロンボにはまっていました。最近はNHKや今はBS-TBSで再放送をしているので、それを見る時に当サイトを参考に読ませていただいています。忙しいので早送りしてみる時に謎解きのポイントがわかって便利です。ありがとうございます。

ところで、70年代のコンピュータのシーンですが、BS-TBSは完全版のようで、見ることができました。無駄なシーンのようですが、こういうユーモラスなやり取りもコロンボの魅力ですよね。声優さんも違っていました。会社の受付嬢はなかなかの美人ですね。冷たい感じもいいですね。
Posted by こうちゃん at 2015年11月07日 11:09
これで、なぜ犯行を認める必要があるのだろうか?。
・事故ではなく殺害であるという証拠は結び目で明らか
・被害者がトレーニングを行うために着替えたことを知っていた
だから、どうと言うのか?。犯人は他にいます!。
着替えたのは被害者からの電話で知ったまでで、
その後に真犯人による犯行が行われた。
電話機のトリック?。いやいや、単に故障ですよ。
録音テープ?。いやいや、関係ないね。
Posted by トレモニ at 2015年11月08日 17:19
1.鍵をこじ開けて外部から侵入した形跡はない。
2.よってマスターキーを持つ内部、関係者の仕業。
3.被害者ともめていたのはマイロ・ジャナス
4.床にあった靴のこすった跡は茶色で
被害者の靴のものと一致。
5.生きている被害者を第三者がみたときは
背広姿だった。
6.マイロは被害者は着替えてトレーニングすると
電話でいってたと証言。
7.翌朝死体で発見された時はトレーニングウエアに着替えていた。
8.靴ひもの結びから
被害者は他人に着替えさせらていたとわかる。
9.自宅に二台ある電話のトリックは豆ランプ戻しておかないので見破られた。
10.パサデナにいっていたというアリバイは崩れた。
11.被害者からかかってきた電話は以前に録音された音声を使った。
12.被害者の死体の状態を知っているのはマイロのみ。
以上から、
マスターキーを持っていて、殺す動機があって
被害者を殺して、着替えさせられたのは
マイロ・ジャナスだけ。
Posted by ピーちゃん at 2015年11月27日 18:52
このエピソード、ぼくはコロンボ警部がキレた理由がわかる気がします。夫人の憔悴した姿を見た後、病院の待合室で激怒したコロンボにアリバイが成立しないことを告げられてマイロはこのように言い返します。
「彼の車がないから家に帰ったと思ったと言ったんだ。君は耳は確かじゃないようだな」「その安葉巻をいくらプカプカふかして頭を絞っても答はでないだろう。ぼくは無実なんだからな」
この図太さで彼への憎たらしさは頂点に達しました。うまくは言えませんがメイフィールド医師とはまた違ったタイプの悪人ですよね。
また、本作は決め手の靴紐のロジックばかり話題になりますが、ぼくは造りの細やかさが見事なエピソードだと思います。電話のライトの工作やバーベルの重さなど、細部にまで神経が行き届いています。実に本格ミステリーマニア好みのエピソードです。
Posted by すぴっつ at 2015年12月02日 23:53
犯人の落ち方を大別すると、
◆積極的自供タイプ
・コロンボの追及や周囲の事情で反省して自供する気になった
◆自供しないタイプ
・決定的証拠となる物証を突き付けられた
・コロンボによる反間計により共犯者との間で仲たがい
・コロンボから動機、チャンス、方法を突き付けられ犯人の描いた
 犯罪完全性が崩されてしまい、そのショックや焦りで気持ち負け
・コロンボからニセ証拠やハッタリを突き付けられ、その結果の言動が
 決定的証拠になる
この回もだが、自供しないタイプのほとんどは気持ち負けです。
どんなに追い込まれても突っぱねれば良いだけで、物証がある以外は、
コロンボには決定的証拠は有りません。
ただ有罪か無罪かは陪審員が決めるので、何とも言えませんが。
Posted by トレモニ at 2015年12月08日 07:34
マイロは「スタッフォードから『トレーニングシャツに着替えた』と聞いた」
と供述している。前の晩、そのように聞いていて証人もいる。ヒネっくれて
考えると言い逃れはできる。そう!靴だけは別だという考えだ。
「靴を履き替えた」とは聞いていないということ。察するに真犯人は、どこか
で入手した合鍵で侵入し、スタッフォードがトレーニングシャツに着替えて
電話をし終わった直後、靴を履き替える直前を襲ったのではないかという反論
が成り立つ。それはさておき、
「秒読みの殺人」においてケイは、失恋、失業、逮捕という三重苦を味わい
可哀そうだった。「狂ったシナリオ」でアレックスは、重役からの締め出し、
人間関係破綻、逮捕という三重苦。
しかし、この最後までチョー元気いっぱいのマイロは憎ったらしい。
ドラマの筋書きとして重窃盗罪も判明して、仕事の関連からも総スカンで
精神的にも同情されるくらい追い込まれるべきだった。
Posted by トレモニ at 2016年01月15日 23:06
240ポンド(約108キロ)のバーベルを一人で持ち上げられる人はそうはいないというのが犯人を絞り込むのに役立つわけですが、なぜ犯行人数を一人だと決め込むのでしょうか?

複数で持てば十分持ち上がります
マイロ氏もその点に気が付いて言い逃れすればよかったのに

でもそれを言い出したら倒叙型ミステリとしてお話が成り立たなくなるのでスルーしているのでしょうね

他作品でもそうですが、犯行人数の絞り込みが全く行われないのは倒叙型の宿命と言ってもいいかもしれません
Posted by 黒のっけ at 2016年02月05日 13:13
黒のっけさん、コメントありがとうございます。

ぼろんこの推察では…

スタッフォードが一人で
持ち上げられない重量のバーベルの
下敷きになって死にました。

複数犯がそれをセットしたなら
スタッフォードが一人で
持ち上げられないことに
気づくのでは?

ということになります。

Posted by ぼろんこ at 2016年02月06日 13:57
初めまして、ぼろんこさん。

いつも音読しながら貴ブログを楽しませていただいています。

私も最後の部分の意味が一度で掴めず、何度か見直してしまいました。

そして結果的に、以下のようになりました。

トレーニングウェアに着替える・靴を履く
←自分の意思ではなく、誰かにされた行為

すでに死体となっていた被害者に対しての行為

・・・つまり・・・
死体としての被害者=運動着姿の状態
を知っていた人物は、犯人だけだ!

と潔く(笑)感じ取ったら、スッキリしました。
あくまでも私の心象風景としてのスッキリ感です。

それにしても皆様のコロンボへの愛着度が凄いですね。
私も、弱者に徹底的に優しい彼が大好きです。
生の歌声が、小池さんの声質より若干高めでコミカルな部分も、本作品では楽しめました。

留守番電話に吹き込む時の、コロンボの緊張気味な態度も楽しかった!

女性の水着姿に対して恥らう様子が、まるで少年のようで清々しく?て、思わず噴き出しました。
”切れ者”の彼なのに・・・!そこがまた魅力的だなぁ。と。
頭脳の明晰さは大人(たいじん)だけど、心は子供のような初心(うぶ)さを持つ。

犯人と初見で別れの握手の際、目ざとく見つけた傷跡を問いただした時、「火傷しちゃってね。」と言われ、コーヒーで火傷した例え話を即答でしてしまう彼の頭脳の明瞭さが、本当に気持ちいい。

もう、数え切れませんね。どこかのシーンだけがいいのではなく、そこも、あそこも、そうそうあの場面も・・・!いいんだよねぇ。
というのがコロンボの、この作品の魅力ですよね。

また楽しませて頂きます!
いつも更新を、有難うございます!
Posted by ひびき at 2016年02月07日 11:43
そうです。
21時の段階で会計士の状態を知っていたのは
マイロだけです。
19時〜21時のアリバイ(パサデナにいっていた、生きている会計士と電話で話した)
があるはずのマイロが
会計士が運動着に着替えたのを
知ることは不可能です。
・パサデナで商談
・会計士との電話での会話
の二つのアリバイが成立しないと
被害者が生きているという前提が崩れます。
この二つのアリバイが崩壊したので
被害者の服装の状態を
21時の段階で唯一知っていたマイロが
犯人ということになります。
アリバイを完璧にしようとして墓穴ほりましたね。
Posted by ピーちゃん at 2016年02月29日 20:44
二回目のコメント、失礼します。
この「自縛の紐」のマイロ・ジャナスは「溶ける糸」のバリー・メイフィールドと並び、コロンボが怒りを見せた数少ない犯人として知られていますが、犯人としての格はまるで違うと思います。
具体的にはコロンボの追及に対する反応の差にそれが表れています。モルヒネを持ち出せた人物として、遠回しに疑っていることを言われても平静を崩さないメイフィールド医師。終盤に至り怒りをぶつけられても笑ってあしらう余裕を見せ、感情的になったように見せたのも計算だった彼は間違いなくコロンボを苦戦させた名犯人だと言えます。
それに対し、マイロは駆け引きにおいてかなり劣ります。火傷から始まり、出前の料理、電話の件、バーベルの重さと次々と矛盾を突かれるうちに目に見えて苛立ち、コロンボの怒りにもムキになって憎まれ口を叩いています。
そのあたりから、メイフィールドが「巨悪」とすればマイロは「小悪党」というイメージなのだと考えます。こういう多彩な犯人像のコントラストを見るのも、シリーズの楽しさでしょう。
Posted by すぴっつ at 2016年03月31日 11:52
メイフィールドが「巨悪」
マイロは「小悪党」
というご意見、さすがです。
Posted by ぼろんこ at 2016年05月04日 15:44
電話でものものしく「殺人課の…」と言ってみせるシーンなど笑えるシーンが多かったですが、個人的にはやはり落ちが弱いと感じました。
しかし、それはトレモニさんのおっしゃるように、他の作品にも実は当てはまることが、この作品の「スカッとしなさ」から多くの人が(私も含め)突き詰めて考えることによって目立つ結果となった、ということかもしれませんね。笑

靴の跡から格闘が予想される
電話がかかってきたが、テープの繋ぎ目から偽装だと思われる
靴紐の結び方から他人に着替えさせられた
運動着に着替えたことを知っているのはマイロだけ

ということですが、単純に他の証人が嘘をついていたら?とも思いましたし、靴紐の結び方も絶対とは言えないような気がしました…
これらが法廷でどのように受け取られるかわかりませんが、テープを切り取った件についてはかなり怪しい目で見られるでしょうね。笑
スタッフォード氏との関係含めあらゆる状況証拠から見るとマイロが犯人だろうと思いますが、それは私たちが倒叙法で犯行を見ているからかもしれないな、と思いました。

「自縛の紐」というタイトルは決め手となった靴紐の件だけでなく、完全なアリバイを作ろうとしてした電話、供述の内容が、結果的に自分が犯人だという決め手になってしまった、ということも表していると思います。

個人的には秘書役の女優さんが魅力的で、スタッフォード氏の奥さんも別の意味で魅力的だなぁと思いました。
それと、コロンボがマイロと一緒に走ったあとの息の上がった演技や吹き替えがリアルで笑えましたし、少し感心してしまいました。笑
Posted by もだん at 2016年12月14日 22:07
マイロとジェシカはあれだけ職場でイチャイチャする仲なのに、ジェシカがマイロの家に行ったことがないという設定は不自然な気がします。パーティーの準備をするにしても酒のありかもわからないでしょうし。そもそもホームパーティーに誘う側が遅刻してくるなんてひどいですよね(笑)
あと、マイロがスタフォード夫人を家に誘った場面は、着いてきたら殺してしまおうと思ってたのでしょうか?
Posted by 自爆のヒモ at 2016年12月18日 10:08
「自縛の紐」のエンディングはいろいろ論じられてます。しかし、もう少しドラマを俯瞰してみる必要があります。テープを使った電話のトリックやトレーニング中の事故死に見せかけたこと、床に足跡を残したこと、着替えをすると言ったこと等、稚拙な証拠を残し過ぎで、これらが言わば「自縛」なのであり、テーマである運動にちなんで、靴の「紐」と結びつけた作品なのです。つまり、本作品に関して言うとエンディングだけで論評するのは「木を見て森を見ず」と同じことなのです。
Posted by コロンボは永久に at 2017年01月06日 11:05
こんにちは、いつもコロンボ辞典として拝見させて頂いています。

CS連続放送で「自縛の紐」を再視聴しました。
ラスト、あれだけの迫力で追い詰めるコロンボは確かに珍しい話でした。
完全と思った工作に次々ボロが出て(床の踵の跡、靴の結び目、電話の細工等)最後に言い訳も尽きたマイロの顔は見ものでした。

ラストEDの歌ですが、あれはコロンボの定番EDですか?それともこの話だけのオリジナルEDなんでしょうか?話ごとにEDの歌が違うとか。
良く分からなかったので、御存知でしたら教えて下さい。
Posted by trap at 2017年06月23日 09:01
こんばんは、trapさん。
 
EDですが、確かに割と毎回ごとにあって、
各話で、それぞれ違いますよね。
 
仮面の男では、蝶々夫人でしたから、
必ずしも各回の、EDが、
=テーマ曲=オリジナル=メインBGM、
とも、限らないのでしょうが、
お話しごとに、別のEDと思います。
 
まあ、一番最後に流れる、ご存知、
「NBCミステリー・ムービー」のテーマ曲が、
事実上「刑事コロンボのテーマ」でも良いとは思うんですが。
(少なくとも、あの曲で、
 マクロードを連想する人は、いないと思いますし。)
 
ちなみに、「自縛の紐」の謎解きは、
私はコロンボとしては、充分完璧で、
詰め将棋的に、しっかり出来ていたように思います。
 
 
「自爆の紐」と「溶ける糸」は、
コロンボが怒った、エピソードですが、
この二つに、共通したのは、
「まだ助けられるかも知れない命が、目の前にあり、
 その原因となった犯人も、また目の前で、
 そ知らぬ顔で、のうのうとしている」
点だと、思っています。

コロンボは、
すでに亡くなってしまった人〜もう終わった事に対しては、
「気の毒に」「かわいそうに」と、
同情はしても怒りは見せず、わりあい理性的です。

一方、黒のエチュードでは、
「人は寿命まで生きるべきだ。」
「殺しと違って自殺は悲しい」と言っていますから、
殺しは「悲しいとは違う(許せない?憎むべき事?)」で、
他人の命や人生を、自分の都合で、
奪おうとしている人間の事を思うと、
「そうはさせないぞ!」と、
怒りが爆発するのではないかと思います。
 
怒る事は少ないですが、興味や尊敬、好奇心、
好き嫌い、機嫌が良い・悪いなどの感情は、
割と素直に出す、人間的なところが、
コロンボの魅力ですよね。
Posted by P at 2017年06月24日 23:42
素敵なメッセージ、ありがとうございました。
Posted by ぼろんこ at 2017年10月12日 17:36
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筆者ぼろんこが1970年代にNHKの総合テレビで刑事コロンボに出会った頃は小学生でした。それから30数年後の2009年にNHK BSで再会した時、その素晴らしさにあらためて感銘し、自分なりの解釈をブログに書きためるようになったのでした。