2010年03月02日

刑事コロンボ 1話「殺人処方箋」

刑事コロンボ「殺人処方箋」
Prescription : Murder / 1968[1話]

私は刑事コロンボシリーズのビデオやDVDのを所有していません。この第1話「殺人処方箋」は2010年4月9日のNHK Bs Hiでの放送で初めて見ました。

オープニングのタイトルバックが凄い!


かつて舞台劇として演じられた作品を、TV用に再アレンジして制作されたパイロット版だということです。冒頭の番組名やキャストのクレジットのデザインにはびっくりしました。時代性を物語っていますね〜。それに比べ、3話「構想の死角」からはお馴染みの「右揃え・黄色のゴシック系書体(注)」という、刑事コロンボシリーズ独特のオープニング画面が定着するようです。

若々しいコロンボ


ピーターフォークは当時41歳。その後のコロンボ警部のトレードマークになる、レインコートもヨレヨレとまでは言えず、髪型もボサボサではないです。それでも後期の作品(新・刑事コロンボを含め)よりも、しっかりしたキャラクター性を感じられました。


少々冷酷に映ったか…


嫌気がさすような執拗な捜査、細かい矛盾を逃さない着眼点、さらには犯人を罠にかける「落とし」のテクニック。それらがふんだんに盛込まれています。少し冷酷な印象も残り、後の作品ではドジで人間臭い、愛されるキャラクターに傾いていったのかと思われます。

それでも見逃せないのがラストシーン…。ジョーンの供述をとろうとして、ポケットのペンを探すが見つからず、捜査員に借りている仕草が滑稽です。

→ コロンボはよく「筆記用具を忘れる」件

主犯と共犯の動機の温度差


その後のコロンボ作品にも数回採用されている「共犯モノ」、初回からそうだったのですね。共犯者の「口封じ」は各話とも重要なポイントになり、第二殺人の被害者になるケースも多いのですが、この「殺人処方箋」のコロンボは共犯者の弱さに目をつけ解決の切り札にしました。コロンボ警部の凄さは、「主犯」と「共犯」の「動機の温度差」を共犯者に示唆し、「主犯者に利用された」という背景を引き出していることです。

主犯のフレミングは共犯のジョーンに対し、ヘマしないように細心の注意を払っていますが、これは「二人の未来のための殺害計画」ではなく、実際に利を追求しているのはフレミングのみで、ジョーンは共犯者として選ばれただけだということを、見る側に伝えています。


普通の刑事ドラマではないですよ〜宣言


犯行後に、フレミングが電話の上に手袋を忘れそうで、忘れなかった演出。これは視聴者に「おっと、そんなに簡単にヒントは残しませんよ」と、語っています。また、コロンボ警部がジョーンを脅して落とそうとして「じゃ本部で供述をとりましょうね」の後、拒絶されるシーン。普通の刑事ドラマなら、これらが決め手になっちゃうところ「これくらいじゃ落ちませんよ」という、意気込みを感じました。

最初は強烈なほど「豪腕刑事」の素質があった


心が揺らぐ共犯者のジョーン・ハドソン(キャサリン・ジャスティス)に「あんたが殺したも同じだ」から「あんたを落としてあいつを逮捕する、これは約束します」の連続した台詞は、シリーズを通して最も語気を荒げたシーンの一つです。


コロンボ警部の刑事哲学が見えてくる


また第1話で既に、コロンボ警部の「刑事哲学」とも思える言葉を聞くことができました。それは「いくら犯人が頭が良かったとしても、殺人については素人である。しかし自分にとってコロシは仕事。たいへんな修練を積んでいるわけです…。」というもの。た、確かに。コロンボ警部の捜査手法はそうした経験に裏付けされた、「匂いを感じて動く」のような部分が大きいのです。

ずっと後の作品40話「殺しの序曲」で、オリバー・ブラントに語る場面や、44話「攻撃命令」での言葉遊びも似たような趣で興味深いです。

計画通りにはことが運ばない


この作品を何度も見返しますと、やはり「予期せぬことが起こる」ということを、細かく描いています。キャロルが死んでいなかった、ジョーンが頻繁に電話や訪問して来ちゃう、警部が約束より早く来るなど。その度に犯行がバレるかも…とハラハラします。

レイ・フレミングのマンションの風景は「絵」


レイ・フレミングのマンションの窓から見える風景は完璧に「絵」です。古い時代のテレビドラマや映画の笑えるワンシーンですね。フレミングが妻を殺害した後、窓ガラスを割って強盗の仕業に見せかけるシーンで、風景に自分の影が映っています。その他にもアカプルコの釣りのシーンも、もちろん海(背景)とガッツリ合成していますよね。

ジョーン・ハドソン邸は「スタール邸」


ジョーン・ハドソン邸は、有名な「スタール邸」で自称「大部屋女優」のハドソンさんにしては、とてつもない豪邸です。「スタール邸」はこの他にも「構想の死角」ケン・フランクリン邸「アリバイのダイヤル」のエリック・ワーグナー邸としても登場します。こちらは身分相応でしょうか(笑)

トミーの自供


トミーの自供は決定的なシーンではないが、場面転換としては効果的です。コロンボが本件の捜査から外されるまでの経緯として、気分が入れ替わって気持ちよいですね。
 
→刑事コロンボマップ:スタール邸
 
注:2話「死者の身代金」は1話と比較し、今後シリーズ化されたデザインかなりに近いものになっていますが、文字は白色でエクステンデッド・ブラック(横長で極太)書体ではありません。

監督:リチャード・アーヴィング
脚本:リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク

レイ・フレミング:ジーン・バリー
ジョーン・ハドソン:キャサリン・ジャスティス
キャロル・フレミング:ニナ・フォック

加筆:2015年10月3日
 
posted by ぼろんこ at 00:07 | Comment(48) | 初期作品(1話〜9話)
この記事へのコメント
ぼろんこさんこんにちは。

一応、高校の時にNHK初放送でファンになった者です。

DVDとかで、最近も見てるんですが私は第1話の「殺人処方箋」が一番のお気に入りです。

「・・そう。かつらもないしね。」「上司は切れる人なんですよ」「死体置き場で撮ったものだけど見てくれるかな」から「アンタが殺したのもおんなじだ!」共犯者ジョアンを問い詰めるところ。次第に緊張感が高まり最高潮でジョアンがパニックを起こします。

コロンボが落ちたと思って肩を抱いたけど、ジョアンは睨みつける表情に変わり「いやよ。関係ないわ。私なんにも知らないといってるでしょ」

「ジョアンさん、今日は気丈なところを見せられましたが、これからが勝負だと腹くくることだ」

もう感涙モノの名セリフ名シーンの連続で、ああコロンボ(とその声優陣)を知ってて良かった、とつくづく思います。
Posted by marr at 2012年12月13日 15:35
メッセージありがとうございます。本当におっしゃる通りですね。コロンボのキャラクターが「ぼさぼさ頭」になる前ですので、余計にキレを感じますね。「殺人処方箋」に1票を追加してきます。
Posted by ぼろんこ at 2012年12月18日 20:45
「殺人処方箋」は何回も見ている話で大好きです。
女性(妻・愛人)を利用し、馬鹿にした男の末路、として最後の逆トリックは痛快でした。
NHKで最初に録音された吹き替えは見たことないのですが、我々がイメージしているコロンボのキャラ・雰囲気と全然違うそうですね。(だからこそ吹き替えし直したのでしょうが)そちらもすごく気になります。とにかくこれがきっかけで小池朝雄さんの他の出演作品を見るようになりました。
Posted by しおん at 2013年02月09日 16:35
しおんさん、コメントありがとうございます。
NHKの吹き替え版というのは、ジーン・バリーの声を俳優:瑳川哲朗さんが担当したものですね。瑳川さんは、時代劇「大江戸捜査網」で井坂十蔵役の方です。大ファンでした。
Posted by ぼろんこ at 2013年02月11日 22:50
1962年生まれです。
コロンボシリーズ 最初から見なおしています。
コロンボのくすっと笑わせる しぐさが好きです。
Posted by 谷口潤 at 2013年08月29日 06:15
谷口さん書き込みありがとうございます。私は1963年生まれです。同世代ですね。私は、ここ数年であまりに見過ぎてしまい、2013年から、なるべく見ないようにしています(笑)少し時間をあけて、また見ようと思います。
Posted by ぼろんこ at 2013年09月04日 10:43
先週、この作品のノーカット版がNHKのBSで放送されました。

フレミングの吹き替えは、若山弦蔵さんでした。
瑳川さんによる吹き替えは、現在ではブルーレイ版に十数分しか収録されていないそうです。

「カミさん」についてフレミングに語るシーンは、小池さんではなく、銀河万丈さんになっています。

銀河さんの声は太く、重厚感があるので僕は好きです。
Posted by るてなんと at 2013年10月09日 22:35
おばんです。
この初回作品はコロンボのキャラクター設定が確立してないと何かで読んでいたので、イメージが壊れるのがイヤで見ていませんでした。
先日のNHKの放送で初めて見て、ぼろんこさんおっしゃる通り、後期作品などよりよほどコロンボらしく、とても面白かったです。
髪型やコートも「まだ血の気が多い、ちょっと若いころのコロンボ」という気がして、決して悪くないと思いました。
やはり大事なところはあの刑事哲学的なとこですね。
Posted by yas at 2013年10月09日 23:29
るてなんとさん>コメントありがとうございます〜。若山弦蔵さんでしたか。録画してあるので後日確認します。

yasさん>「コロンボのキャラクター設定が確立してない」のですが「芯がある」作品だと思います。フレミングとコロンボの会話がとても興味深いですよね〜。
Posted by ぼろんこ at 2013年10月15日 17:35
ぼろんこさん、はじめまして。
kaoriと申します。
私も小学生の頃にNHKで観たのが初めてなので、ぼろんこさんと同世代かもしれません。

まだ数回分しか拝見していませんが、ぼろんこさんのレビューが、とても丁寧で続きを読むのが楽しみです♪


フレミングとの会話での「年間、100回は殺人を経験している」という台詞に驚きました。
ロス市警管轄だけで年間100件!
それに「これは大変な修練」という台詞には、コロンボの自信が感じられて、コロンボがとても頼もしく思えました。

ハドソンの登場シーンで、自分を「家賃が高くつく女だ」みたいに言ってたような気がしたので、あの豪邸の家賃は、フレミングが払ってたのかな???

これからも、よろしくお願いします。
Posted by kaori at 2013年12月23日 00:59
kaoriさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「これは大変な修練」が出てくるシーンは、僕も大好きです。犯人がエリート(セレブ)であるという、テーマに沿った絶妙の会話ですね。犯人はとても頭が良いという前提なわけですが、コロンボ警部は、それでも自分はこの殺人という分野のプロフェッショナル。犯人(あなたは)素人…だ。とイワンばかりです。深いですね〜。

「豪邸の家賃はハドソンには払えない」と思われますね。ロサンゼルスでも、有数の豪邸ですよね〜あれは(笑)
Posted by ぼろんこ at 2013年12月24日 19:08
犯人(あなたは)素人…だ。と言わんばかりです。深いですね〜。(の誤りでした〜)
Posted by ぼろんこ at 2013年12月24日 19:09
ブルーレイ版には、旧録音版の「殺人処方箋」の台本が収められています。

以下は、瑳川哲朗さんがフレミング医師を吹き替えた旧録音版での、「コロンボがジョーンに厳しく言い放つシーン」のセリフです。

「ハドソンさん、断っとくが今日のは、ほんの序の口だよ。君が精神的に参って、一切を告白するまでは絶対に諦めないから、覚悟しておくんだな。博士が君を相棒にしたのは大失敗だった。君は、本当は気の弱い女だ。今日の頑張りには私もいささか驚いた。だがまだ明日がある。そしてあさってもその次も、その次の日もその次も、私はどこまでも君に食い下がっていくぞ! 君は来る日も来る日も質問攻めにあい、どこへ行くにも尾行され、獣みたいに狙われるんだ。博士が助けてくれると思ったら、大間違いだぞ。一人で戦うんだ。私は、必ず君に自白させて見せる。誓ってもいい。」

この前の旧録音版のセリフは、「お前さえいなきゃ、夫人はまだ生きていた、お前のせいでフレミングも(夫人を)殺す気になったんだ!畜生でもこんなひどいことは・・・!」というものでした。「あんたが殺したも同じだ!」という新録音版よりさらに過激な口調での攻め方だったのです。

これを完全な形で観てみたかった気がします。

刑事コロンボのブルーレイでは、幻とされた「策謀の結末」の小池版、「黒のエチュード」の旧録音版など、現存するすべての吹き替え版がありますが、これだけは、最後まで見つからなかったのです。

吹き替え版を完全収録というのは、今となってはもはや「叶わぬ幻想」となってしまったのかもしれません。
Posted by るてなんと at 2014年04月08日 22:22
おぉ、るてなんとさん「ハドソンさん、断っとくが…」の記述、ありがとうございます。かなり強烈な台詞ですよね。すごい念押しです(笑)テレビドラマでは、トーンを和らげたのでしょうね〜。

本来警察ってのは、これくらい厳しい気もします。でもコロンボシリーズとしては、この先は、もう少しソフト路線を歩むことになり、独特のテイストを醸しているのですね〜。

ご存知の通り、たまには激怒しますが(笑)
Posted by ぼろんこ at 2014年04月18日 19:36
精神分析医であるフレミングがハドソンを妻に変装させ“人間の思い込み”を利用して完全犯罪を企み、水着の女性警官をハドソンだと“思い込んで”足もとをすくわれる。

犯人の仕掛けたトリックとコロンボの逆トリックが犯人の職業に収斂される。

50年近くも前の作品なのに色褪せぬミステリーの質。
素晴らしい第1話だと思います。
Posted by エース at 2014年05月23日 04:21
エースさんコメントありがとうございます。

フレミングは…ハドソンを妻に…。
コロンボは…女性警官をハドソンに…。
相手の作戦を逆利用して、解決する。
スカっとするエンディング。

衝撃的デビュー作(笑)
Posted by ぼろんこ at 2014年05月23日 10:06
初めてコメントさせて頂きます。コロンボ見る度、こちらのサイトを参考にさせて頂いてます。詳しい解説、すごく助かります。ありがとうございます!

親戚(確か、妹のだんなの家?)のテーブルを、原語では、kidney tableと言っていますが、「そらまめ」型のテーブルと日本語では言っていますね、日本人には馴染みない表現を分かりやすく翻訳して下さる翻訳者の力量に感心することしきりです。

なるほど、医者自身が、最後のトリックに引っ掛かってしまったというオチですね。
自分でジョーンに諭したにも関わらず。

トリックを犯人の職業を絡めるあたり、いつも見事ですよね。

まだ数作しか見ていませんが、皆さまのコメント楽しみです。

Posted by sora at 2014年05月23日 23:15
soraさんコメントありがとうございます。翻訳のお話など、とても興味深く拝読いたしました〜。ありがとうございます〜。刑事コロンボファンの方々と、こうして会話が出来ることがとても楽しいですね〜。
Posted by ぼろんこ at 2014年05月26日 11:11

いや〜OPとEDがカッコイイ!!(´ー`*)

序盤、007の様な始まり方でオオー!と思いましたが、ジーン・バリーって007やってました??
風格といい、声といい以前テレビで見たような・・

そして、笑えたのが病院でのアナウンスです(笑)
レイが妻を殺めようとしますが、まだ意識があったのでコロンボと一緒に病院に向かいます。
そこで、受付を通して知り合いを呼びますが、
その中のアナウンスで、
「ランズベリー先生〜受付まで電話下さい」というのがありました。
ラズベリを文字ったのでしょうか?笑笑

1度目は気づかなかったけど、今回2度目に見て
あれ〜?と思い、笑ってしまいました。

そして、受付前でコロンボと話している時に、全身黄色の服を着ているアジア系の女性がいます。
椅子に座ってましたが、途中で電話をかけているのですが、なかなかの魅惑ブリです(ლ ^ิ౪^ิ)ლ

そして、68分くらいの会話で
「信じれない程の厚かましさ」
「油断も隙もない、ずる賢い妖精の様なもの」
厚かましさは分かりますが、妖精?!笑 
聞き間違いですかね ((;゚;Д;゚;))

ラストのシーンですが、死体の確認をすればよかったですね・・汗
僕にしては珍しく、犯人に感情移入してしまいました^^;
きっとコロンボが、でっち上げ&少々キツい感じだったからでしょうが。。

最後、コロンボのトリックを見破っていたら、コロンボの責任になるのでしょうか?
そして、どうやってジョアンを誑し込めたのか?

ここが謎でしたが、THE ENDの幕と同時に、ジーン・バリーが背景を背に、タバコを吹かすシーン・・カッコイイ!!
ああいうオジサンになりたいです(笑)


P.S レイ夫婦のマンション、背景が絵だったのですか!!いま、気づきました(笑)
Posted by とっしーー at 2014年08月12日 00:21
とっしーさん初めまして。レイ・フレミングが遺体の確認をしなかったのは、痛恨のミスですね。もし遺体を見に行こうとしたら、何か理由をつけて、遺体に近づけさせなかったでしょうかね。

私はこの作品でコロンボがハドソンさんにきつく迫るのは、「わざと」だと思っています。あそこできつく迫っておいて、彼女がフレミングへ切迫感のある電話をするよう仕向けたあとで、

実は、、、と、コロンボが本音を打ち明けて、女性に優しい本当の姿を見せて、貴女は利用されているだけだ、と言う。

そんな筈はないというハドソンさんに「じゃあ確かめてみようじゃありませんか」と、芝居に一役買うことを持ちかける。

こういう算段だったのではないでしょうか。

コロンボの敗北宣言で、勝利を確信してしまい、

これも「わざと」、コロンボがありがちな恋愛観、倫理観をふりかざしてくることで、『分かっちゃいねーなこの一般ピーポーは』と旺盛な選民意識を膨張させて、勝ち誇っちゃってしまったフレミング。

調子に乗って本音をベラベラとしゃべってしまう。
なぜ最後の一芝居を打てなかったのでしょう。

「ジョーンは僕の全てだった・・・。そう、愛していた。妻がいる医者と患者という関係だから忍び合う恋だったが、でも愛していたんだ」

「フレミングさん、全てを自供しませんか。彼女のためにも」

「はあ?私はジョーンを確かに愛していたけど、だからって女房は殺しとらんよ」

「レイ、もういいのよ。私ならここにいるわ」

「あっ!君は、、、ジョーン、自殺した筈じゃなかったのかね!」

「ああ、レイ、私は大丈夫よ。みんなコロンボ刑事の仕組んだお芝居だったのよ」

「コロンボ君、これはあまりにも非人道的でやり過ぎだ。過剰に追い詰めたり、芝居を強要したり。
私はジョーンの精神面が非常に心配だ。事件解決を焦る市警の行き過ぎ捜査から彼女を守るため、私は彼女と一緒に暮らすことにする。」

こうして確実な証拠が無いまま、拘束することはできず、晴れて二人は豪邸で一緒に暮らすことになる。

そして数年後・・・窓から侵入してきた何者かによって、ジョーンは殺害される・・・
Posted by 王丈 at 2014年10月29日 00:08
とっしーーさん、コメントありがとうございます。なぜジョアン・ハドソンの死体を確認しなかったのか?

これもコロンボの計算?かも。レイはジョアンに死んで欲しいと思っている…からでしょう。愛があれば心が動揺して、顔を確かめたくなるはず。

共犯者として利用しているだけで、本当の愛はない…と仮定すれば成功する…作戦だと思われます。
 
Posted by ぼろんこ at 2014年10月29日 09:51
王丈さん、コメントありがとうございます。王丈さんの脚本、面白いですね!フレミングの最大の弱点は「おしゃべり」なのでした(笑)
Posted by ぼろんこ at 2014年10月29日 09:58
ぽろんこさん、ここ時折楽しく拝読させてもらっています。刑事コロンボは70年代のNHK時代からよく見ていました。この殺人処方箋もフレミング役(瑳川哲朗さん坂)もNHKで見てはいたんですが、
後に金曜ロードショーで掛かった時にアレ?と思ったんです。コロンボが愛人のハドソンに迫るシーンはもっと激しかったのでは、と。台詞も何か微妙に違うなぁ〜と、上の るてなんとさんのコメントでスッキリしましたよ。
二つだけ分からない場面が、フレミングが妻を殺害する時とガラスを割る時、カーテンが開いています。遠く離れてるとはいえビルがいくつか建ってます。誰が見てるか分かりません、用意周到の彼が何故?これもフレミングの計算なのでしょうか?そして彼がアカプルコから帰宅した時はもう
現場検証が終わってコロンボがいます。いったい誰が警察に連絡したのでしょうか?
また、DVDのカットされた追加録音でコロンボの洞察力の見事さが面白いですね。
ドアが閉まったままなら兎も角、開いてるし家の中の様子が・・。妻がいるはずなのに無言だった、普通なら「ただいま」とか何か言うはずなのに、何かおかしいと、ここからコロンボはフレミングをマークするわけですね、
この場面はTV放映でもカットすべきではない!と
思うんですが。
Posted by 流星 at 2015年04月27日 09:36
流星さん>はじめまして!この作品は評価が高く、私も大好きです。細かいご指摘については、もう一度作品を見直してお返事しますね。
 
他の作品の犯行シーンでも同様ですが、犯人たちは思いのほか大胆ですね。躊躇する演技はあまり見かけません。これもコロンボ作品を見る上での醍醐味かもしれませんね。
Posted by ぼろんこ at 2015年04月30日 15:30
「鮮やか」
この一言に尽きる作品です。

姿こそ出てきませんが、
圧力をかけられたにも関わらず、コロンボに思う存分捜査を続行せよと言い切った上司が立派ですね。
Posted by タップおばさん at 2015年05月28日 22:06
質問させてくださいコロンボ旧シリーズ小学生の子供(4年、6年)たちと一緒にみようかどうか迷っています。

お話の中に、血がたくさん出てくるシーンは多いでしょうか?
子供たちの怖がるレベルとしましては、BBCミスマープルは、少し怖いシーンもありましたが、見ることができました。

最近のもので、見れなかったのは、漫画の「名探偵コナン」は、人が殺されるシーンが気持ち悪いほどに描かれていて、無理でした。

すみません、こんなあいまいな質問をいたしまして、自分自身、小学生の頃、両親と一緒にテレビで見た記憶はあるのですが、断片的にしか覚えていないのです。もしよかったら、お教えください。
Posted by 黒木 at 2015年07月13日 15:13
「殺人処方箋」、また観てしまいました。

今を去ること数十年、シリーズをリアルタイムで観ていた時には題名を何かで聞いただけの「幻の第1作」でした。しかしDVDやブルーレイで好きな時に観られるようになってからは、一番繰り返し観ている作品となりました。

倒叙形式で描かれる犯行、犯人との心理戦、そして土壇場の引っかけという、「コロンボ」の基本設定を示した原点であると同時に、犯人よりもコロンボの方が不可解なキャラクターとして造形されていて(原作の舞台劇は犯人の方が主人公だったと知って納得)、シリーズ化された後にはない味わいを持った特別な作品だと思っています。共犯者のジョーンを問い詰める場面を最初に観た時は本当に驚きました。

なお先の黒木さんのご質問について私なりに書くと、旧シリーズには血が出てくるようなシーンはほとんどなく(不自然だという指摘もあるくらいです)、制作陣がバイオレンスではなく火花の散る心理戦、頭脳戦で視聴者を楽しませようとしていたのは明白です。お子さんに見せてもまったく問題ないと思います。ただし新シリーズは流血やベッドシーンが描かれるようになったので子供向きではありません。
Posted by tempus fugit at 2015年08月23日 01:10
黒木さん>旧作コロンボの場合は残虐なシーンはほとんどありません。殺人がゲームのように描かれている回もありますが、子ども時代に見た私の場合「殺人はあってはならない悪」という認識は持てたので、それも問題ないと思います。
 
新作で数回、血なまぐさい展開もありますので、ご注意ください。
Posted by ぼろんこ at 2015年09月30日 12:10
タップおばさん、tempus fugitさん、コメントありがとうございます。コロンボの外観は「青い」印象ですが、ストーリーは太くて迫力もありますね。私も大好きな作品です。ランキングに「2票」加えます。
Posted by ぼろんこ at 2015年09月30日 12:17
秀逸なストーリーだと思います。
落ちない犯人を落とすには、弱い共犯者を攻め立てるという反間計ですね。
中国の兵法みたいです。
共犯者を責めて互いの疑心暗鬼で泥を吐かせるのは、その後もいろいろと
出てきて、とてもおもしろいです。
殺人処方箋では、最後のどんでん返しのキレがすばらしい。
Posted by トレモニ at 2015年10月31日 18:58
トレモニさん、コメントありがとうございます。この作品に1票加算いたします。
Posted by ぼろんこ at 2015年11月07日 07:49
吹き替え役者マニアとしては、瑳川さんverの殺人処方箋を見てみたいですが無理なんでしょうねぇ。

ちなみに、舞台版殺人処方箋は主役は刑事ではなく、犯人フレミングの方だったそうですね。

テレビ版の最後のカットはコロンボではなくタバコを吸いながら窓辺を見るフレミング。
舞台版の最後もこの構図だったんじゃないでしょうか。
Posted by タップおばさん at 2015年11月12日 21:19
「初夜に消えた花嫁」にコメントした私の評価尺度のほぼ全てをクリア
した秀逸な作品である。評価尺度に関連付けて、更に若干コメントする。

・殺害動機には全く同情できない。共犯の女も冷静に考えればバカだ。
 自分のやったことを正当化できないで悩んでいるなんて。
 単なるエゴでやった人殺しを正当化できる訳がないじゃないか。
 ただこれは、コロンボ評価をマイナスにするものではない。
 私の評価尺度としては、動機に同情できるか全くできないかがハッキリして
 いるということを挙げている。

・犯人が強敵すぎて、動機、チャンス、方法を揃えることが出来なかった。
 よって犯人は焦りもしない。これも評価をマイナスにしない。
 これは、トリックが巧妙で隙が無いからである。

・コロンボとの信頼関係を結べるはずもない。これもマイナスではない。
 ここでは悪い意味で、余人の出来ぬコロンボとの相互理解が極めて深まった。
 そう!、評価については「信頼関係」というより「相互理解」というほうが、
 より適語表現だろう。

・コロンボの本質とは異なる余計な演出が無い。これは徹底している、というか
 これ以降で、余計な贅肉が付き始めるのである。そこから比較してみる。
  コロンボの服装が必要以上に疲れてない。いわゆる犬が出てこない。
  コロンボカーが出てこない。当然バックファイアーなどという全く無意味な
  演出もない。その他、チリ、つまみ食い、射撃訓練不参加、怖がり、金欠、
  従軍話、忘れ物、余計なファミリー話、料理、寝ぼけ、現場を汚す、
  ゆで卵、腹ペコ、現場遅参、新知識吸収、上司や同僚の出演、昔話など
  一切ない。
  これは、舞台劇をテレビ版へアレンジしたのだから当然とも言えそうです。
  多少の演出も必要でしょうが、度が過ぎると困りものです。
Posted by トレモニ at 2015年11月14日 16:08
刑事コロンボへの愛にあふれた素晴らしいサイトをありがとうございます。亡くなった父が大好きで、当時中学生だった私に、まるで自分の従兄を自慢するように(コロンボみたいですね)熱心にコロンボの魅力を話してくれました。以来チャンスがあるたびにコロンボをTVで楽しんでいました。

最近ようやくDVDを買いました。やはりすばらしいです。そうなるとますます詳しく知りたくなり、こちらのサイトでさらにコロンボワールドを堪能させていただいています。最近ピーター・フォークの自伝も読んでいます。気取らない、頭のよい、スマートなひとだったのだなあと今更ながらますますファンになってしまいました。ちなみに「コロンボ」は元をたどると「鳩」を意味するようです。さしずめ「鳩山さん」とでもなるのでしょうか。

これからもずっと何度もお世話になります。お礼を言いたくて書き込みました。
Posted by けい at 2015年11月14日 22:06
タップおばさん さま

>舞台版の最後もこの構図だったんじゃないでしょうか。

つい先日、舞台版 "Prescription: Murder" を読みましたが、ラストはTV版とはまったく違うものでした。

ネタバレになるので書きませんが、フレミングの人物像もまったく逆に感じられ、ある意味「別れのワイン」路線の萌芽とも言えそうなものです。ちょっと驚いたので Amazon.co.jp のカスタマーレビューに投稿してしまいました。

またそこにも書きましたが、舞台版もTV版も、シリーズ化された後は姿を消した「もうひとりのコロンボ警部」が描かれている、特別な作品だと思います。

Posted by tempus fugit at 2015年11月15日 00:36
記念すべき第一作にして、意外な解決が面白い名作ですね。共犯者の女性を本格的に巧妙なトリックに利用したものの、最後はその共犯者から足がついてしまうという皮肉さがすばらしいです。
そして本作最大の見どころは、やはりフレミング医師によるコロンボ評でしょう。「その見た目から押し出しが弱く、尊敬もされない。しかし、それを逆に武器にしている」この言葉は後のエピソードでの彼を象徴しています。
Posted by すぴっつ at 2015年11月18日 21:39
>>tempus fugitさん

舞台版のご丁寧な詳細、感謝いたします。

TV版コロンボは全て視聴しておりますが、
その他、書籍版の内容などは全く知らないので、実に興味深いです。
どのエピソードもほぼ確実にTV版とは違う描写があるらしいですし。
Posted by タップおばさん at 2015年11月19日 19:22
フレミングがコロンボの本質を語った全文です。本質の一部ですが。

また始まったな。ほのめかしだよ。実に計算されている。その小道具の葉巻に
至るまでな。君のは代償作用の実例と言える。欠点をカバーする代償作用さ。
君は優れた知性を持っているが、それを隠している。道化のようなフリをして
いる。なぜか?。その外見のせいだ。外見のせいで押しも効かないし尊敬も
されない。が、君はその弱点を逆に武器にする。君は不意打ちをかける。
見くびっていた連中は、そこで見事につまづく。・・・今度はおだてかね?。

犯人の言葉でのコロンボ分析で良いのは「殺人処方箋」「死者の身代金」です。
コロンボ自らの言葉によるコロンボ分析で良いのは「殺しの序曲」
「死者のメッセージ」です。すばらしい内容でした。
Posted by トレモニ at 2015年11月21日 19:13
まさに自爆なんですが、ハドソンさんには困ったもんだ。
その証言で自分も罪に問われるんですよ!!。
もう少し上手に立ち回ってほしいけど。
フレミングの驕りと愛情が無かったことに全ての敗因がありますが、
ここまでくると言い逃れできませんね。残念です。
ドラマとしては反間計炸裂で、最もスカっとする感じです。
Posted by トレモニ at 2015年12月13日 20:21
ぼろんこさん、初めまして。
いつもコロンボを観た後で、こちらのサイトを見て、まるで映画館での鑑賞後にパンフレットを読んでいる感覚になり楽しませていただいてます。
コロンボに登場する犯罪者たちは社会的地位が高く、知性やユーモアを備え、冷酷ですが特にこの殺人処方箋のフレミング先生は、これらの要素を強く兼ね備えコロンボシリーズの中でも強敵だったのでは?と思います。
これからも刑事コロンボと同時に、こちらでの解説なども合わせて楽しみたいと思います。
Posted by ツッキー at 2015年12月26日 13:09
今日もCSでやってたので、楽屋で問い詰めるシーンがみたくて(笑、やっぱりみてしまいました!
そして、この第1話のラストで「生きて」登場するハドソンさんが、大部屋女優から脱皮したいっぱしの女優さんにしか見えなくて、子どもの時に見て「え?同じ人?」と思っちゃったのを思い出しました( ´ ▽ ` )
ここでのぼろんこさんや他の皆さまの解説や感想がどれも共感したり感心させられたりで、どれも面白くて楽しいです^^/
Posted by アール at 2015年12月28日 14:53
最初、絵の具を流したような映像で始まったときは、ウルトラQが始まる
かと思った。

それはさておき、

「あたしゃ、アンタを落として、アイツを逮捕します」
「こりゃ、約束します」
これで、ジョーンは背を向けて去って行った。
尾行してますと言わんばかりに、ピッタリと車のあとを追っていました。
その夜、理屈抜きで会いたいというジョーンに対して、フレミングは
理詰めで会えないと言う。
これは、奇しくも、最終話「虚飾のオープニング・ナイト」において、
ヴァネッサがコロンボに追及され、居てもたってもいられず、
理屈抜きでジャスティへ電話したり会いに行った構図とまったく同じだ。
ジャスティは「だから電話するなって!」と理屈を言ってキレていた。

この回の最大の関心事は、ジョーンが如何にしてコロンボの芝居に協力する
気になったのか?、です。
コロンボはジョーンにソックリの女性を用意して、睡眠薬自殺を演じさせた。
そして、コロンボとフレミングの最後の対決の一部始終を陰でジョーンが
聞いていたのは、協力したということだろう。あの夜、いったい何があった
のだろうか???。それを想像してみる。
ジョーンがフレミングに会いたいという電話をし、フレミングはそれを断る
という成り行きを、コロンボは予想していた。
そこでタイミングを計って、夜半に、しおれたジョーンに再度コンタクトし、
今度は極めて優しく「会えないと言うフレミングの真意を確かめてみようよ」
と持ちかけた。ジョーンにしてみれば、フレミングとの関係を危うくする
ものではあった。しかし、ドラマ冒頭のジョーンとフレミングの会話の
ように、ジョーンは「愛を確かめたい症候群」なのだ。会えないと言われた
理屈は理解できるが、確かめたいという衝動にかられても仕方ないだろう。
ここで、コロンボは精神医というステージに立ってフレミングを超えた。
犯人のステージで最後の対決をするという、コロンボ勝利の方程式の
お披露目だった。
この方程式は、その後「別れのワイン」「美食の報酬」「狂ったシナリオ」
など多くの回に出てくる。
Posted by トレモニ at 2016年01月07日 20:40
 NHK-BS放送時から当話は笑いが止まりません。
 若山弦蔵さんと云えばショーン・コネリー=OO7ですよ。被害者の吹き替えは谷育子さんではないですか。『サザエさん』のフネ役を左近允ディレクターの奥様=浅生美代子さんから引き継ぎ、OO7シリーズでジュディ・デンチ演じる最後のM(『スカイフォール』)を吹き替えたのが谷さん。ボンドのM殺し…(怖)谷さんは『バーン・ノーティス』でもスパイの母役をやっておられます。

 ジョーン役を吹き替えたのは高島雅羅さんですよね。地上波でカットされた場面で穴埋めコロンボを吹き替えた銀河万丈さんの奥様ですよ。穴埋めレイ・フレミング役は麦人さん。『秒読みの殺人』ケイを吹き替えた寺田路恵さんの実弟様であり、高島さんと並べば『CSI:』になるし、ギラッと悪役声でないので銀河さんが混ざると『新スター・トレック』にも聴こえる。大家族吹き替えのコロンボ(笑)
Posted by ふきかえふぁん at 2016年01月08日 20:15
遅ればせながら初めて観ました。刑事コロンボの
いつも楽しくそして皆さんの造詣の深さに舌を巻きつつ拝見しております。
 この第1作目は企画設定書とも云うべき作品だと思いました。これで視聴者の反応を見たのではないのでしょうか。若しこの作品が評価されなかったら、私たちは刑事コロンボを楽しめなかったかと思うと不思議な気持ちです。
 オープニングのロールシャッハテスト的映像がコロンボの世界観を如実に表しているのではないのでしょうか。
 因みに谷育子さんといえば最近ではムーミンママだった人ですよね。ウルトラマンではジラースの回に出演していた人だと思います。
 これからもボロンゴさんをはじめコロンボファンの皆さんに敬意を表しつつ書き込みをさせていただきます。
Posted by 金森 長近 at 2016年01月08日 23:45
はじめまして
コロンボを見ながら、こちらのブログを拝見しています
コロンボは、子供のころにNHKで見ていました
土曜日が楽しみで、初めから犯人がわかるなんて面白いな〜と 子供心に思っていました

私としては、最初のシリーズが一番好きです

ところで、殺人処方箋 ですが、久しぶりに見てチョッとびっくり
奥さんが生きてたって、コロンボと病院に行ったらいきなり吹き替えの声が変わってる!
公園のシーンになったら声が戻ってて・・・
思わず笑っちゃいました

これって どうしたんでしょう?
DVDとか見ていないので、BSTBSで今放送しているのが完全版なのか 良くわかりません

作品としては好きな話なので、気になります
Posted by nezunezu at 2016年01月09日 00:25
みなさま、コメントありがとうございます!
「吹き替えの声が変わってる!」理由は
かつて日本で放送された際は、番組の放送時間の関係で
短く編集(カット)してから、吹き替えをあてて
いました。
 
現在放送されているものの多くは、ノーカット版です。
それが再編集された時、当時の声優さんが
亡くなったりして、別の方に依頼したためです。
Posted by ぼろんこ at 2016年01月09日 00:51
ぼろんこさん、初めまして。
素敵なブログをありがとうございます。

小学生でコロンボにはまったのですが、観ていない回もずいぶんあり・・・。
BS-TBSの再放送に気づいた時はすでに中盤過ぎでがっくりだったのだけど、嬉しいことにまた初めに戻ってくれました。
昨年末、再放送を見始めた際に検索して貴ブログを知り、ぼろんこさんをはじめ、皆さまの博識と洞察の鋭さに感嘆しつつ拝読しながら視聴しています。

この「殺人処方箋」は観ていなかった作品でした。
確かにのちのイメージからすると、コロンボ警部はかなりシャープですね。
それにしても「見かけのせいで尊敬されない」には、思わず吹きました。そこまでヨレヨレでもないのに・・・^^。フレミング医師のコロンボ評に従って、この後さらに「武器」を磨いた、というところでしょうか。
吹き替えの穴埋めは・・・新シリーズの銀河さんにはさほど違和感がありませんが、この若々しさだと合わない。。。やはり粘り気がほどよい小池さんの声が、私には一番しっくりきます。
この声が刷り込まれてしまって、大人になってピーター・フォーク氏の声でコロンボを見た時には、軽くショックを受けました。飄々とした、というよりは、この第1作の厳しさの方に近い声ですよね。ちっとも美声じゃないけど、いい声です。

初見の第一話、犯罪自体が練りこまれており堪能させてもらいました。
独特の味わいの薄れや、場合によっては杜撰とも言える作りに物足りなさを、そしてコロンボが歳をとっていく姿に寂しさも感じつつ旧シリーズを見ていたので、名作ぞろいの来週が楽しみです♪
今後も皆さんのコメントを楽しみに読ませていただきます。

Posted by 山のこぐ at 2016年01月09日 01:37
BS-TBSでの再放送、最後のコロンボ「虚飾のオープニング・ナイト」の次が「殺人処方箋」で、コロンボさんが一気に35歳?くらい若返ってしまったのが面白かった。編成サイドが狙ったんでしょうか。若山弦蔵対小池朝雄、こんなに贅沢な組み合わせはありませんね。しかも音楽がデイヴ・グルーシンとは!永久保存版確定!
Posted by 大先生 at 2016年01月10日 11:23
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筆者ぼろんこが1970年代にNHKの総合テレビで刑事コロンボに出会った頃は小学生でした。それから30数年後の2009年にNHK BSで再会した時、その素晴らしさにあらためて感銘し、自分なりの解釈をブログに書きためるようになったのでした。